すぎなみ地域福祉フォーラム2013

「すぎなみ地域福祉フォーラム2013」は盛況で終了

 

4回目となる『すぎなみ地域福祉フォーラム2013』は10月27日に、あんさんぶる荻窪で開催されました。

今回は第1回に回帰した形で、社協職員の選抜メンバーによって企画が進められました。

内容は基調講演と公開討論会の2本立て。基本的に事前申し込みのイベントで、しかも早々と募集定員に達したこともあり、一般的には「やってる感」が伝わりにくかったようにも思えます。
 
そんなこともあり、簡単に総括?的なものを残しておきたいと思い、サイトを更新することにしました。

 

今回のチラシ(表面)
タイトルは非常にインパクトがあるというか、??感に溢れている感じでした。気になってもらえるという部分では成功だったんじゃないでしょうか。

今回のチラシ(裏面)
基調講演の講師は、桃山学院大学教授の松端克文氏。公開討論会には松端氏のほかに4名が参加されました(和田堀地区民生委員・児童委員会長 高武征氏、副会長 渡邉君子氏、杉並介護者応援団理事長 北原理良子氏、スクールソーシャルワーカー 森谷尚樹氏)

 

今回のフォーラムは、「あなたはひとりですか」という言葉を切り口に、地域の「つながり」について考える内容でした。

基調講演に登場された松端克文さんは大阪人らしさを発揮。堅苦しくなってしまいそうな地域に関する諸問題や現状を、冗談を織り交ぜながら話されていました。日本NPOセンター代表理事を務めている早瀬昇さんもそうですが、大阪人のトークは非常に面白いです。

後半の公開討論会では、パネリストの皆さんがそれぞれの立場で体験されてきたリアルな現状を話されていました。

開催時間は13時から16時の3時間。あっという間に終わってしまった感じでした。

非常に充実した内容で、しかも「ひとり」という切実なテーマだったということもあり、参加者の中には発言したくてウズウズされていた方もいらっしゃったかもしません。

参加者に発言させると時間がいくらあっても足りなくなってしまうので、今回は「はい」と「いいえ」のボードを各参加者にお渡しして、提示してもらう形をとっていました。この選択は仕方ないでしょうね。。。

最初から結論は出すものでもない形で進められていましたが、なんとなく「寄り添う気持ち」が大切、といった意識が共有されていたような気もします。

さて、このフォーラムを杉並社協さんは今後どのように「つなげて」いくんでしょうか?

スパッと結論を出して、「〜すべき」と強引に舵を切ることができにくい分野なので、これからも考える場を提供し続ける感じなんでしょうね。。。

来年以降のフォーラムがどういった形で行われるかは不明ですが、現状を考えた場合、今回のようなスタイルを粛々と積み重ねながら、狭くても深い絆を掘り下げていくことがベストなのかもしれません。

とにかく、イベント運営に携わったみなさん、お疲れ様でした。